【読書感想】『BEATLESS』AIと双方向のコミュニケーションはできるのか
ヒトヒラさんのこの記事を見て、興味が出て僕も文庫版で読みました。面白かったので感想を書きます。
AIと人間は両想いになることはできるのだろうか?この本を読み終わった際、そう思わずにはいられなかった。
作中で度々出てくる「アナログハック」という概念。簡単に説明するのが難しいが、アンドロイドを見た人間は、それが人だとは見分けがつかないから人間を相手にしていると錯覚する。アンドロイド側は自分が人間であるように見せかける言動を取り、信用を得る。そしてアンドロイド側はその信用をもって、人間を誘導したり、好意を持たせるのだ。
続きを読む【読書感想】『ユービック』万人向けのSFサスペンスミステリー
SFの舞台にサスペンスとミステリーをぶち込んだ作品。ジョーたちが人間爆弾を月で食らってからが本番。ひとりひとり消えていく仲間たち、時間がめまぐるしく逆行していく世界、読者が認識していたことがひっくり返る*1。楽しめました。
でも結局、ユービックってどうやって作られたんですかね?〇〇が作ったんだろうけど、どうやって材料を用意したのだろうか?そもそも〇〇〇〇で製造できるのか疑問。僕が読み落としているようでしたら、誰かページ数とかで教えてくださいませ……
本の帯にフリップ・K・ディック総選挙第1位*2と書かれていましたが、確かに安定した面白さで万人向きの印象があったので、そういう意味では1位になったのは納得しました。
他のディック作品も漁ってみたいですね。今度はキワモノで。
- 作者: フィリップ・K・ディック,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
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当たり前のことを、どれだけストイックに続けられるか/『超一流になるのは才能か努力か?』アンダース・エリクソン、ロバート・プール、土方奈美 訳
- 作者: アンダースエリクソン,ロバートプール,Anders Ericsson,Robert Pool,土方奈美
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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一般的に、何かが「許容できる」パフォーマンスレベルに達し、自然にできるようになってしまうと、そこからさらに何年「練習」を続けても向上にはつながらないことが研究によって示されている。
どうですか?この文章、衝撃受けませんか?私は受けました。それはもう、雷に打たれたかのごとくね。
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