ハナサケハートフルハーモニー!

この文の後ろに花畑がある、ということにしておいてください。

【アニメ感想】『けものフレンズ2』思ってたよりは悪くなかった。いいとも言えないが。

うーん、評価がボロクソだったからどれだけ見るに堪えない作品なのかと思って視聴したが、特に苦痛を感じることなく全話視聴してしまった。 まあ確かに、「えっ、こんな終わり方でいいの?」とか「結局この話を放送する意味あった?」とか「セルリアン弱すぎ…

鶏むね肉は神の食材である

今週のお題「いい肉」 筋トレを習慣化させると、鶏むね肉に対する評価が一変する。牛肉豚肉鶏ももに比べて地味な存在の鶏むね肉。コンビニにサラダチキンとして必ず置かれるほど地位を回復したとはいえども、健康に気を使う人でもない限りチョイスされること…

「努力」というものをどう考えるか。努力できない時はどうするか。

anond.hatelabo.jp goldhead.hatenablog.com

アニメーションサークルに順応しようとした結果、友だちを全て失いました。

以下の記事で取り上げた、SNS上でのしくじりの詳細です。4000字の長文です。 rustyautomata.hatenadiary.jp

【読書感想】『すばらしい新世界』幸福を提供できない社会と、アウトサイダーについて

『すばらしい新世界』で描かれるのは、読書や文学、科学、宗教以外の娯楽が提供される社会。独りでいることはありえず、みんなで行動することが当たり前の社会。一夫一妻制の結婚はあり得ず、全ての女性と性的関係を結ぶ、女性をみんなでシェアする社会。こ…

【アニメ感想】『舟を編む』/僕の中の大辞林の価値がうなぎのぼり

辞書の見方が大きく変わった。 辞書なんて、値段は高いしかさばるし重いし威圧感あるしで、なんか親しみが持てなかった本だった。中を見ても、用語の解説がズラリと並ぶだけ。こんなの何が面白いんだと思っていたし、今でもあまり面白いとは思えない。 ただ…

Kindleで「読書」するのは難しい

Kindleのうまい使い方がよく分からない。 3年前、僕はKindleを購入した。購入の目的は、買うたびにかさばり、処分がおっくうになる紙の本とオサラバできる可能性に惹かれたことがひとつ。もうひとつは、外出先で本を読む際、Kindleひとつあればそこから好き…

「今、ここ」にはない不安で動いている現代社会

rustyautomata.hatenadiary.jp 『BEATLESS』に、こんな一文がある。 人間を誘導する道具として、経済と貨幣が優秀過ぎた。経済動向に過敏に反応するよう、人間世界を、人間たち自身が作ったせいだ。市場が揺れると、危険が実態になる前から、『安全』を脅か…

【読書感想】『BEATLESS』AIと双方向のコミュニケーションはできるのか

www.yume-ututu.work ヒトヒラさんのこの記事を見て、興味が出て僕も文庫版で読みました。面白かったので感想を書きます。 AIと人間は両想いになることはできるのだろうか?この本を読み終わった際、そう思わずにはいられなかった。 作中で度々出てくる「ア…

【読書感想】『ユービック』万人向けのSFサスペンスミステリー

SFの舞台にサスペンスとミステリーをぶち込んだ作品。ジョーたちが人間爆弾を月で食らってからが本番。ひとりひとり消えていく仲間たち、時間がめまぐるしく逆行していく世界、読者が認識していたことがひっくり返る*1。楽しめました。 でも結局、ユービック…

僕はなぜスマホを使わないのか。

fujipon.hatenablog.com fujiponさんのこの記事を読んで、やはり二十代でスマホをヘビーに使っていないのは異例なのかなと思ったので、僕のスマホ事情についてまとめておきます。 僕は二十代半ばだが、スマホはほとんど使わない。仕事でもプライベートでも連…

【読書感想】『ニューロマンサー』内容を理解しようと思ってはいけない。サイバーパンクを感じればそれいい。

「内容はよく分からないけど、これはすごい小説だ」 これが、読了後まず真っ先に浮かんだ感想だ。 『ニューロマンサー』は、ネビュラ賞、ヒューゴー賞、フィリップ・K・ディック記念賞、SFクロニクル誌読者賞、ディトマー賞と五冠を達成したものすごい怪物作…

【アニメ感想】『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』もう少しうまい物語にできなかったのかと思うも、ガルパンという素材が優秀なので問題なくガルパンおじさんになりました。

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話 発売日: 2018/04/24 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 先に最終章第1話の感想をまとめると、「なんでこんな物語にしたのか疑問だけど、ガルパンという素材が優秀なので楽しく見れた」。

1日でサードプレイスを作る方法

サードプレイスという言葉をよく耳にするようになった。職場や家庭以外の第三の居場所をつくりましょう、というものだ。その目的は、単純に言ってしまえば孤立無援を避けるためだろう。

AIに精神を搭載する前に

2019/10/26(土) 会社の研修で知ったのだが、ジョン・サールという人物が、「強いAIとは、機械でありながら、精神や意識を持ったAIである」だと定義しているらしい。 AIに、人間と同じような感情や思考能力を宿すことは、AI開発の最終ゴールの1つであると…

【メモ】選書の基準

世に出ている本の数が多すぎるので、選書の一定の基準をメモしておく。 自己啓発やビジネス書、現代小説に飽きてしまい、もっと硬派なガツンとくる読書、情報量が多く専門的な内容を含む読書をしたいと思っている方には参考になるかもしれない。 ①ビジネス書…

ハロウィンで思い出す少年時代

2019/10/26(土) 自宅から自転車で約15分のところにあるS駅。 その周辺では、仮装をした子どもたちがそこかしこで歩いていた。 時期的にハロウィンパーティーなのは明白だ。 気づけば商店街店もハロウィン仕様になっている。

YOUは何しに早朝の住宅街へ?

2019/10/24(木) 朝7時過ぎ、いつも通りA駅へ向かって出勤する途中、前方から男が歩いてきた。 身長170cm程度、黒い短髪、黒のジャンパーを着て、そり残しの髭を口元に生やしている。 僕とその男の間隔が30mを切ったあたりから、男は僕の方に向かって真っ…

資格を取得する人は例外なくすごい人だ

会社内で配信されるメールマガジンに、今月の資格取得者を載せる部分がある。 僕はIT系の会社に勤めているので、そこにはLPICとかCCNPとかITILとか情報資格者なんたらとか、そういうネットワーク系の資格を取った人が公開されるわけだ。 これを見る度、名前…

書きたい時に書けばいいじゃないか

2019/10/22 天皇様即位の礼で放送局とお茶の間が盛り上がる中、僕は「へっ、どうでもいいや」と非国民臭漂うシラケた気持ちを抱きながら、池袋のジュンク堂へ向かった。 若者向け自己啓発コーナーで、以下の本を見つける。 ぼくは会社員という生き方に絶望は…

当たり前のことを、どれだけストイックに続けられるか/『超一流になるのは才能か努力か?』アンダース・エリクソン、ロバート・プール、土方奈美 訳

超一流になるのは才能か努力か? 作者: アンダースエリクソン,ロバートプール,Anders Ericsson,Robert Pool,土方奈美 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/07/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 一般的に、何かが「許容できる」パフ…

ストレングスファインダー、やってみた

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 作者: トム・ラス,古屋博子 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2017/04/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る (いつの間にか新版が出るらしい) ストレングスフ…

文はライトな本なのに、どの言葉も「重い」/小池一夫『ふりまわされない。』『「孤独」が人を育てる』

ふりまわされない。 小池一夫の心をラクにする300の言葉 作者: 小池一夫 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2016/12/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「孤独」が人を育てる 小池一夫 名言集 (講談社+α新書) 作者: 小池一夫 出版社/メーカー…

自分のコア・パーソナル・プロジェクトを考えてみた

内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫) 作者: スーザン・ケイン,古草秀子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/12/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る この本の中に気になる部分があった。 ざっくり言うと、大人…

【読書感想】抽象の世界へようこそ/清水幾太郎『論文の書き方』

この本、実用書というよりは著者一個人の経験や考えをまとめたものになっているので、論文を書く具体的な方法がわんさか書いてあるわけではない*1。そこだけは注意してほしい。 著者の清水幾太郎は、昭和の時代を生きてた人で、社会学者だった……らしい。 私…

【読書感想(後編)】「好き」を続けて、現状から抜け出せ/Rootport『失敗したら即終了!日本の若者がとるべき生存戦略』

rustyautomata.hatenadiary.jp ↑の記事の続きです。

僕らが「賢く」ならなければ、状況は変わらない/報道のあり方を変えるには

kyoukai.xyz mistclast.hatenablog.com

【読書感想(前編)】結婚よりもカネ!自由!/Rootport『失敗すれば即終了!日本の若者がとるべき生存戦略』

rootport.hateblo.jp ※著者のブログ。「冗語」カテゴリーにて豊富な事例やデータを使い、世の中を斬っている記事が多い。

【読書感想】やっぱり環境がものをいう/池上彰、佐藤優『僕らが毎日やっている最強の読み方』

僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 作者: 池上彰,佐藤優 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2016/12/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (11件) を見る 新聞の活用法、おす…

「人生リセットボタン」より「出生リセットボタン」が欲しかった

人生をリセットしても根本的解決にはならない。 人生をリセットしたいと思うほど人生を憂いているのなら、人生やり直したって不満タラでしょうよ。 そもそも、「人生リセットしてぇ……」ってよく思ってるような人間が人生リセットできたとしても、また人生リ…